ユビキタス
【同義語】 インビジブル、モバイル、偏在、あまねく
ユビキタスとは、「あらゆる所に遍在する」という意味で、ユーザーにとってコンピュータの存在が目に見えないほど生活環境の中に組み込まれ、場所などを意識することなくネットワークを利用できる環境の実現を概念とするものである。
この概念は、米ゼロックス パロアルト研究所のマーク・ワイザー氏によりHCI(Human Computer Interaction)研究の中から生みだされた「見えない(インビジブル)」ことを中心とした、使いにくさという制約の解消がテーマとなっている。
キーボード、マウスに変わって、ペン入力や音声認識を活用した操作、さらにコンピュータが個人や現実環境の状況を把握・判断して、働きかけるといったことまでが視野に入っている。
日本では、ノートPCやPDA、携帯電話などによる小型情報端末の使用を好むユーザーが潜在的に多かったが、1999年2月にNTTドコモの「iモード」サービスが開始されると、携帯IP接続は急速に普及することとなり、従来のモバイル・コンピューティング市場は大きな転換を迎えた。
この状況を背景に、どこからでもコンピュータを利用できるという意味で、野村総合研究所が提唱したユビキタス・ネットワークが一般にも広く使われるようになった。





